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「また絶対に参加したい!」と思わせる。初参加者のハートを掴む、主催者の振る舞い・気配り完全ガイド

Category:特集

サークル運営において、新しい参加者を集めること以上に難しいのが、「2回目も来てもらうこと(リピート)」です。

「楽しそうにしてくれていたのに、それっきり連絡がない…」 そんな経験はありませんか?

実は、初参加者が「また来たい」と思うか、「もういいかな」と思うかの分かれ目は、活動の内容そのものよりも、その場の「居心地」と「歓迎されている感」で決まります。

今回は、初参加者を孤立させず、自然と「このコミュニティの一員になりたい」と思わせるために、主催者が意識すべき振る舞いをご紹介します。


1. 「あなたが来るのを待っていました」を全身で伝える

初参加者にとって、会場のドアを開ける瞬間が最も緊張する瞬間です。 ここで主催者が事務的に「あ、受付ここです」と言うだけでは、参加者の緊張は解けません。

【主催者のアクション】 名前を呼んで迎える 名簿を見て、「〇〇さんですね!お待ちしていました!」と名前を呼んで笑顔で迎えましょう。「名前を認識されている」だけで、人は承認欲求が満たされ、安心します。

「実は僕も…」と自己開示する 「今日はお会いできるのを楽しみにしていました」「実は僕も人見知りなんですよ」など、主催者自身の感情や弱みを見せることで、相手の警戒心を解くことができます。


2. 「内輪ノリ」の通訳になる

活動中、既存メンバーだけで盛り上がってしまう「内輪ノリ」は、新規メンバーにとって疎外感の元凶です。 しかし、既存メンバーの仲が良いこと自体は悪いことではありません。主催者の役割は、その会話を止めることではなく、新規メンバーに「通訳」してあげることです。

【主催者のアクション】 会話の解説を入れる 「あ、今笑ったのは、前回こういうハプニングがあったからなんですよ」と、文脈を知らない人に向けてさりげなく補足説明を入れましょう。これだけで、新規メンバーは「話の輪に入れてもらえた」と感じます。

専門用語を避ける、または説明する サークル独自のルールや専門用語が出た時は、「これは〇〇という意味で、うちのサークルではよく使うんです」とフォローを入れましょう。


3. 「独りぼっちの時間」を1秒も作らない

休憩時間や、活動の合間の移動時間。 この「ふとした空白の時間」に誰とも話せずポツンとしている時が、初参加者が最も「帰りたい」と感じる瞬間です。

【主催者のアクション】 「コネクター(世話焼き係)」を任命しておく 主催者自身が忙しくて対応できない時に備えて、既存メンバーの中で話し上手な人を「今日の新規メンバー係」としてこっそり任命しておきましょう。「〇〇さん、今日初めての△△さんをよろしくね」と一言頼んでおくだけで、フォロー体制が盤石になります。

作業や役割をお願いする 会話が続かない時は、「この荷物を運ぶのを手伝ってもらえませんか?」と共同作業をお願いするのも効果的です。「お客様」ではなく「仲間」として扱うことで、帰属意識が芽生えます。


4. 帰り際の「魔法の一言」

活動が終わり、「お疲れ様でした」と解散する時。ここがリピートを決定づけるラストチャンスです。 単に「また来てくださいね」と言うだけでは、社交辞令に聞こえてしまいます。

【主催者のアクション】 具体的な「次」を提示する 「来月は〇〇をする予定なんですけど、〇〇さん好きそうですよね。もしよかったらどうですか?」と、その人の興味に合わせた提案をしましょう。

今日のお礼を具体的に伝える 「〇〇さんがいてくれて助かりました」「あの時のプレー、良かったです」と、その人の具体的な行動を褒めて感謝を伝えましょう。「自分はここにいて良かったんだ」という肯定感を持って帰ってもらうことが大切です。


5. KiteMiteを活用した「事後フォロー」

イベントが終わった後の「余韻」も大切にしましょう。 KiteMiteの機能を使えば、スマートにフォローができます。

【KiteMite活用術】 LINE通知設定を案内しておく 「次回の案内はLINEで自動的に届くので、通知設定をONにしておくと便利ですよ」と伝えておけば、自然な形で次回への導線が作れます。

グループページを活用する イベント終了後、グループの説明文や掲示板(もしあれば)に「今日は初参加の方もいて盛り上がりました!」とポジティブな発信をしましょう。参加者がそれを見た時、「歓迎されていたんだな」と改めて実感できます。


まとめ: 主催者は「監督」ではなく「ホスト」であれ

サークル主催者は、ルールを守らせる監督や管理者である前に、ゲストをもてなす「パーティーのホスト」であるべきです。

  • あなたの存在を認識していますよ
  • あなたを歓迎していますよ
  • あなたがいてくれて嬉しかったですよ

このメッセージを行動の端々で伝えることができれば、初参加者はきっと「ここは自分の居場所だ」と感じ、次もまた笑顔で参加してくれるはずです。